子どもへの上手な叱り方

叱り方はとても大切

子育てをしていると子供に叱る時も出てくると思います。
こうした時にとにかく厳しく叱れば良いと考えてしまう方もいますが、叱り方にも上手な叱り方があります。
叱り方を工夫する事でより良い子育てをしていく事ができるので、ぜひマスターしてみる事をお勧めします。

特に子供を叱るのは子供に大きなダメージを与えてしまう事もあります。
自分自身でも経験がある方もいるかもしれませんが、子供の頃に叱られた事が未だにトラウマのような形で残っている方もいます。
そうした想いを子供にさせないためにも、叱り方も工夫していきましょう。

上手な叱り方のポイント

上手な叱り方のポイントのまずひとつめは、子供の人格ではなく、行為を否定するようにするという事です。
子供の性格なども叱ってしまうと大きなダメージに繋がりやすくなります。
そうではなく、やってはいけない、良くない行為という事を叱るようにする事で子供も受け入れてくれやすくなります。

また、叱る時にはあまりしつこく言わない事も大切です。
お説教のように長時間叱るのは両親への反発心を生んでしまいます。
なるべくさっぱりと叱るようにして、早めに引くようにしましょう。
ただし、もちろん子供に響いていないと意味がないので、良くない事という事はきちんと分からせる必要はあります。

次に、あまり子供を怖がらせるような事はしないという事も大切です。
時には高圧的な態度で子供を叱ってしまうという方もいますが、そうした態度は子供に良い影響を与えません。
よりエスカレートしてしまうと暴力を振るってしまう方もいますが、これはさらに良くありません。
絶対に暴力はしない事に気をつけて叱っていきましょう。
暴力で子供を一時的に抑えたとしても、それは長い目で見ると子供に良い影響を与えているとは言いにくい面が多くあります。

また、子供の事情も理解するようにすると良いでしょう。
どうしてそんな事をしたのか、理由をよく聞くようにする事で、子供も自分で悪かったと気が付く事もあります。
冷静に諭すような聞き出し方をすれば、自然に子供が次からはやめると言ってくれる事もあるので、まずは叱る事から始めず、最初に理解しようとする事が大切です。

ポイントを押さえてより良い叱り方を

このように叱り方にもポイントがあるので、ぜひ押さえてより良い叱り方をしていきましょう。
叱るのは親も感情的になってしまう事が多いので、褒めるよりも上手にできる方が少ない傾向にあります。
褒める事と叱る事、両方をバランス良くできる事でより良い保護者になる事ができます。
良い叱り方ができれば、その効果はきっと子供の今後の成長にも良い影響があるはずです。
ぜひ気をつけてみてくださいね。